わがままで幼い 子どものような母

幼稚園児が「大人」という着ぐるみを着ているだけのような母親。

わがままで奔放で、自分中心、自分の想いのままに振る舞います。

相手の立場にたって思いやる、気遣う、ということができないため

母親になっても、子どもより自分を優先し、勝手気ままに行動します。

 

肉体というのは時間の軸に乗っているので、時間の経過とともに成長します。

対して心というのは必ずしもそうではなく、

時間の流れからそれて、子どものまま成長を止めている部分があります。

 

傷ついた体験によって、当時のわだかまりを抱えたまま

成長できずに立ち止まっている心、それがインナーチャイルドです。

 

チャイルドを抱えていても、時間とともに成長できている部分があるからこそ

ほとんどの人は 社会的で分相応な「大人」としてふるまうことができます。

 

しかし、ネガティブな肉体的・精神的体験があまりに強烈だった場合、

わがまま奔放に「大切に」育てられた場合など、

心に占めるチャイルドの存在が大きすぎて、

精神的に成熟した「大人」の部分が少ないのですね。

 

 なんでそんなことぐらいで泣くのよ

 私に言われても困るわ

 私の気持ちも少しは理解してよ

 どうして私ががまんしなきゃいけないの

 

母自身が子どものため、わが子の気持ちを理解することができません。

わが子と張り合って、自分の希望を優先することもあるでしょう。

世話をする、察する、寄り添う、気遣う、受け止める、

そういったことができません。

 

母の中に、そういった資質が育っていないからです。

 

育っていないまま、体だけは大人になりあなたを産んだのです。

 

たくさん苦しみましたね、

子どもながらに理不尽な想いをたくさんしたことでしょう。

 

そのことを母にわかってほしいと、思い知らせたいと

ずっと思っていましたね。

 

けれど、母にあなたの気持ちを理解する精神は育っていません。

 

あなたがどれだけ「欲しい欲しい」とせがんでも、

彼女が母の愛であなたを愛し満たしてくれることはありません。

あなたが求めているのは、どこにもいない「幻の母」なのです。

 

希望を断たれた感じがしますか?

今の気持ちをしっかりと感じて、感じきって「幻の母像」と決別しましょう。

それは簡単なことではありませんね。

たくさんの感情が出てきます。それをすべて感じて、すべて出し尽くしましょう。

 

母はあなたが欲しいものをくれませんでした。

けれども、あなたはこうして成長しました。

母がくれなかった愛を、かわりに与えてくれた人が

あなたの周りにいたからです。

 

父、祖父母、おば、恩師、近所の人・・・

母の代わりにあなたに与え、守り、愛してくれた人がいるはず。

それを、思い出してみましょう。

 

それでも、母から欲しかった、という気持ちが強いですね。

欲しかった、その気持ちを深いところまで感じて、

執着がなくなるで感じきりましょう。

 

しっかり感じきったら、

これからなあなた自身が「自分の母」となって

自分を育てていきます。

 

わかってほしい気持ちを自分で受け止め

言って欲しかった言葉をあなたが心の中で自分にかけてあげます。

 

そうやって、あなたの中に「はぐくむ資質」を育てていきましょう。