母にほめてもらった記憶がない

口を開けば、人の悪口ばかり言っている母親。

人を蹴落とすような表現が、次から次へと出てきます。

劣等感が強く、ライバル意識が強いのでしょう。

目の前の人と無意識に競い、相手の劣った点を見出すことで安心するのです。

 

あなたの母親の生い立ちはどうですか?

胎児期から出産期にかけて、赤ちゃんの存在を強く否定される場面が

あったかもしれませんね。

 

男の子が欲しかった、跡継ぎが欲しかった、働き手が欲しかった

これ以上子どもはいらない、女の子はいらない、堕ろそうとした

 

そんな中で生まれてきたあなたの母親は、

生まれながらにして、「私は存在してはダメだ」と思っていました。

ありのままの自分は、劣った存在だと思い込んだのです。

 

そんな自分に「価値がある」と感じるためには

自分より価値のない者を探すほかありませんでした。

ありのままの自分を愛してくれる人がいない世界で

あなたの母はそうやって、自分を生かすしなかったのです。

 

子どもであるあなたは、

そこにいるだけで母の劣等感を刺激する存在でした。

あなたを見ていると、幼い頃のダメだった自分を思い出すのですね。

 

そして、ついなじってしまうのです。

 

 私のことをバカにしているんでしょ

 その目つきはなんなの

 お前は本当にダメな子だね

 

あなた自身もその言葉に傷つき、自分に価値を見出すことができません。

母親の苦痛が、あなたの中に引き継がれてしまうのです。

 

あなたにきょうだいがいる場合、

母は容姿のいい子や頭のいい子を あからさまに かわいがったかもしれません。

あるいは、親戚やよその子をかわいがったかもしれません。

 

できのいい子と自分を重ね合わせることで、

母はまるで自分の価値が上がったように錯覚するのですね。(同一化)

 

子どもが成長し、女性として美しく成長していく姿に

母はまた劣等感を刺激され、娘が幸せになることに足を引っ張ります。

また、息子の恋人や結婚相手に対しても嫉妬心を燃やしたりします。

 

 

あなたの中にも、母の罪悪感が根付いていますね。

 

あなた自身も、

褒められた記憶が少なく、無条件に受け入れられた経験がなく

「うまれてきてごめんなさい」という想いを、心の深いところに抱えています。

結婚し子どもが生まれたら、母と同じことをしてしまうのではないかと

無意識に恐れています。

 

まず、あなたの中にある「罪悪感」「劣等感」の種を

片付けていくことから始めましょう。

 

◎書き出してみましょう

 母から言われたこと、母との思い出、

 して欲しかったこと、言って欲しかったこと

小さなことでもいいので、思い出した時に書き留めましょう。

 

 

◎自分のバーストラウマを癒します

「妊娠期」「出産期」のカテゴリを参考に、

あなたの中のバーストラウマを癒していきましょう。

上で書き出しことについても、じんわり感じて感情のしこりを溶かします。

 

心の深いところにある感情は、癒えたと思っても

何度も揺り戻しが起こるので、焦らず、根気よく続けましょう。

 

◎母との間に境界線を引きましょう

母の辛らつな言葉は、あなたに言っているようで、実は自分に向かって言っているのです。

「わたしはダメだ」と感じているので、

それを「あなたってダメね」と言わずにおれないのです。

 

 この人は、自分のことをこんなふうに言わないと気が済まないんだな

 

そんなふうに受け止めましょう。

あなたに言っている言葉ではありません。あなたが受け取る必要はないのです。

 

上で述べた書き出しのワークと癒しのワークをして

しこりになっていた感情が癒えてくると、母に対して反応が変わってきます。

以前ほど、母の言葉が刺さらなくなってきます。

さらに

母とあなたの間に境界線をつくるワークをして、母の言葉をよけるようにしましょう。

 ※参考「境界線のワーク」