父に従順で自己犠牲する母

男は外で仕事をし、子どもを育て家を守るのは女の務めとされ、

支配的な父親とそれに耐える母親、という構図は現代でも少なくありません。

生まれた子が女の子だと、あからさまに嘆かれた時代が長く続き、

その中で母から娘へ「女性性の否定」という課題もまた、連綿と引き継がれています。

 

個人の意志云々の前に、時代の圧力がありました。

女性は自分を抑え、男性を立てることが美徳とされ、

女性の幸せは男性に頼らざるを得ませんでした。

 

結婚するならどんな人? というのが、時の話題になるわけですね。

「三高」なんて言われた時期もありました(古い?)

それくらい、

結婚相手のスペックが女性の人生を左右する、と考えられているからです。

 

言い方を変えれば、

女性は「人生の幸せを決める軸が自分の中にない」ということ。

女性としての人生を主体的に生きることができない、ということ。

 

女性に生まれる = 人生を主体的に生きる価値がない、無力である

 

これが「 女性性の否定 」です。

 

女性としての自分に価値がないから、男性を頼って生きるしかない。

そのためには、

自分を抑え、男性に尽くして捨てられないようにしなければ。

 

その抑圧は、すさまじいものです。

 

表面的には「私が我慢すればすむこと」などと言っていますが

心の深いところでは男性を憎み、敵対し、軽蔑しています。

軽蔑しながらも、頼らなければ生きていけない自分をさらに軽蔑しています。

 

抑圧は、心のすき間から漏れて子ども(特に娘)に向かいます。

 

父親の悪口を言って、娘を味方につけようとしたり

男性観念( 男はろくでもない、汚らしい )を刷り込んだり、

いつまでも手元に置いておきたがったり。

 

娘の心配をしているように見えて、潜在的に許せないのです。

娘が女性として開花し、幸せになっていくのが。

母としては心配しているつもりなのでしょうが、

無意識に娘の幸せの芽を摘んでいるのです。

 

母から知らず知らず「女性性の否定」という種を、

植えこまれてしまうのです。

 

父と母の夫婦関係、母の男性観は、あなたの心の深いところに入り込んでいて

あなたが恋愛や結婚をするときに、揺さぶりをかけてきます。

 

 恋愛までいたらなかったり、深い関係になることが不安だったり

 簡単に体を許したり、相手に尽くしすぎたり・・・

 

 

 

あなたの中にある「女性性の否定」の種を解体する必要がありますね。

 

あなたが母の男性観から自由になることで

これまでの恋愛パターンや夫との関係が変わるでしょう。

 

 

◎以下のことについて書き出してみましょう

自分の行動を縛っている信念や、くりかえす失敗パターンを

思いつくままに書き出してみましょう。

「~すべきでない」「~しなければならない」

「どうせ私は~」「どうして私は~なのだろう」

 

◎それは、あなたの人生のどこで植え付けられたか思い出しましょう

信念を思い出している途中で 浮かんでくるようであれば、書き出しましょう。

母の口グセ・行動のクセ、母との思い出、傷ついた思い出など、

信念の原因になった出来事を書き出してみましょう。

 

 ※妊娠期出産前後の記事を参考にして、

  当てはまるバーストラウマがあれば、それを癒します。

 

◎その思い出にまつわる感情を丁寧に感じてみましょう

傷ついた、恥ずかしかった、悔しかった、泣くのをこらえた、

それらの感情を書き出し、丁寧に感じましょう。

それらの感情が、あなたを母と同じ行動に突き動かすのです。 

成果を急がず、丁寧に感じてみましょう。

 

 

「女性性の否定」は、女性全体の問題でもあるため 根深いです。

行きつ戻りつ、取り組みましょう。