「お母さんを守らなきゃ」その裏にあるトラップ

ヒプノセラピーで胎児の頃の記憶にアクセスすると、

「お母さんを守るために生まれてきた」

「お父さんとお母さんを救うために生まれてきた」

と感じる方がいらっしゃいます。私自身も、そうでした。

 

そんなふうに聞くと、なんだか壮大な使命感を感じてしまいそうです。

けれども、もしかしたらそれは胎児の頃に感じた

あなたの「思い込み」かもしれません。

 

おなかの中にいる9カ月間

母が心の中にため込んだネガティブな感情を

あなたはまるで自分のことのように体感しました。

 

 母はこんなに苦しいんだ

 母はこんなにつらい思いをしているんだ

 

 じゃあ、私が守ってあげなきゃ

 

おなかの中で母の想いを自分のことのように感じ取っていたあなたは

「お母さんを守らなきゃ」と思ったのかもしれんません。

 

生まれてからも、

母を悲しませないように、困らせないように、

子どもとしてのストレートな感情を抑え

自分の感情を犠牲にしてきたのかもしれません。

 

自分の気持ちを感じることが苦手な人は、

胎児の頃から、自分の気持ちを抑えるクセをつけてしまいました。

 

そうすることが

「いいこと」であり「私が私でいられる価値」であったのですが

大人になって、あなたは

自分の気持ちを全く感じられなくなっていることに気づきました。

 

 私はいったい、何がしたいのか

 私はいったい、何のために生きているのか

 

いざ感じようとしても、心がマヒしていて感じることができないのです。

 

ひとつだけ言えることは

 

親を救うために生まれてくる人間は 一人もいないこと。

 

あなたはあなたの人生を生きるために生まれてきています。

 

自分の人生の操縦かんを握る、ということはとても勇気と責任がいります。

実は、あなたはそれが怖かったのですね。

ですから「親を守る(自己犠牲)」という形で、カムフラージュしたのですね。

 

あなたはもう、自分のために生きていい。

けれども、どうやって始めていいかわからない。

 

まず、自分の感情を感じること。

表面に吹き出ている、その奥の感情を感じること。

 ※「妊娠期」の記事を参考にしてください

 

そして、その感情にいい・わるいのジャッジをなくしていくこと。

 

このあたりは、「大掃除」になるかもしれませんね。

すこーし、覚悟が必要になります。大掃除ですから。

 

自分感情を丁寧に感じて、思いグセを書き換えていった先に

本当のやりたいことが、フッと浮かんでくるかもしれません。