「あやまってほしい」の想いの先は

母親への感情ワーク、セラピーをして

自分のこと、母親のことが見えてくるようになると、必ずと言っていいほど
親に対して「謝ってほしい」という感情が出てきます。

私の元にも、「母 本人に言ってもいいですか」という相談が寄せられます。

 

これまで、

私のせいだと思ってがまんしてきた想い、

母の想いに押されて追いやられていた想いが

息を吹き返すと同時に、母に対して

 

 許せない

 ひとこと言わないと気が済まない

 これまでのことを謝ってほしい

 

そんな想いがふつふつと湧いてきて止められなくなります。

  
 おかあさんがわるい
 おかあさんのせいだ
 あやまってほしい
 それだけで、わたしは らくになれるのに
 
子どもの頃から、ずっとそんな想いを抱えてきたのですね。
ずっと ずっと ずうーっと
持ち続けてたのですね。
 
 わかてほしいわかってほしいわかってほしい
 
 いつか、私に謝ってくれるのではないか


 私が間違っていた、お前につらい想いをさせたと
 言ってくれるのではないか
 
心の奥の方で、ずっと期待していたのですね。
 
けれども、意を決して本人に言ったところで
親はあなたが「望んだように」謝ってくれません。

ひどく裏切られたような気持ちになり、
「やっぱり母は変わらない」「やっぱり許せない」

という想いを積み重ねます。

 

心の底から失望してしまうのですね。


それなのに、あなたは時間がたつと、

次は、謝ってくれるんじゃないか
次は、変わってくれているんじゃないか、と

心のどこかで期待します。
 
そして、 期待は必ず裏切られます。そのくり返し。
 
『 期待 』という名の投影、なんです。
 
親が、 「こんな子であってほしい」と あなたに期待したように。
 
あなた自身も、同じ。

 

母という人の悲しみも、苦しみも、これまでの人生も

何ひとつ理解しようともせずに、
 あなたは いつまでたっても子どものままで

「こんな母親であってほしい」と期待し続けているのです。

そのことに、気づいてくださいね。

 

母が私から奪っていただけではない、

私も母からたくさんのものを奪ってきていたのだ、と

気づいたところから

あなたの本当の解放が始まります。

 

 

+ + + + + 

「謝ってほしい」

母親への気持ちを整理していくと、 必ず、この想いにぶち当たります。

癒されたように感じても
その想いは 幾層にも積み重なっていて
これでもか、とあなたを心の奥から揺さぶります。

私は、本人に直接言うことはお勧めしません。

ぶつけた思いは、自分にはね返って

さらにあなたを失望させ、苦しめるからです。
 
できれば、本人と対決しない方法で

その想いを解放していただきたいと思います。