留守番ができない ~ひとりぼっちの自分と仲良くなる

少しの時間でも留守番を嫌がる子がいますね。

ちょっとお家で待っていてくれたら楽なのに、とママは思うのですが

ひとりになることをとても嫌がります。

 

家で一人ぼっちになると、子どもの中で不安が起こってくるのですね。

 

 ひとりはこわい

 おいていかれる

 ママに何かあったらどうしよう

 どろぼうが来たらどうしよう

 

いったん頭で考えてしまうと、振り払うことができず

いてもたってもいられなくなるのですね。

 

こんな時、ママはあしらったり安易に励ましたりせず

その不安の種を一つ一つ解消するように働きかけてあげましょう。

 

子どもが赤ちゃんの時を思い出してみてください。

 

妊娠中、どうでしたか

 夫の転勤でバタバタした

 夫が家に不在がちだった

 親しい人が亡くなった

 不安な感情、淋しい感情が強かった

 

出産後どうでしたか

 赤ちゃんと母子別室で離れた時間があった

 赤ちゃんが保育器に入っていた

 入院中は新生児室で預かってもらうことが多かった

 赤ちゃんのうちにママが職場復帰した

 

こんなことがあると、赤ちゃんは生まれながらにして

「ひとりぼっち」「さびしい」という感情を

自分の中にもってしまいます。

 

赤ちゃんが後追いをするのも、

「ひとりぼっちにされちゃう」 「ひとりにされるのはいやだ」

と、思うから。

 ※参考「後追いがひどい~その原因は?」 

    「妊娠中の悲しい体験・さびしい気持ち」

 

発達とともに後追いは消失していきますが

「ひとりはさびしい」という種は心の中に残っているので

一人で留守番、というような状況で

「さびしい」「ひとりはいやだ」

が出てくるのです。

 

一度、時間をとって子どもとお話してみましょう。

 

妊娠~出産にかけて、上に挙げたようなことに思い当たりがあれば

「実はあなたが赤ちゃんの頃ね・・・」

とお話してあげて下さい。

 

 おなかの中でママのさびしい気持ちを受け取ってしまったんだよ

 生まれたあと ママと違う部屋に連れていかれた時、おいていかれたと感じたんだよ

 

ママがこのままいなくなっちゃうかもって気持ちが出てくるから

「お留守番」を怖く感じてしまうんだよ。

 

子どもをハグして、ママは赤ちゃんをイメージしながら

 いっしょだよ

 離れていても心がつながっているから寂しくないよ

と、話しかけてあげましょう。

ゆらゆらゆれながら、子守唄を歌うように

しばらくそうしてあげましょう。

 

心がしっかりとつながっている実感がないから

目に見える確かなものをつい追い求めてしまいます。

 

一回言ってすぐに効果が出る場合もありますし、出ない場合もあります。

子どもの中が少しずつ満たされ、見えないつながりが感じられるようになると

「さびしんぼ」は徐々に減っていくでしょう。

 

「分離不安」は一生を通じて付きまといます。

できるだけ年齢の小さなうちに、サインがあったその時にほどいてあげましょう。

そうすると

「一人の時間」はさびしい時間ではなく、

自分とつながるための豊かな時間に変わりますよ。