イヤイヤ期をのりきる

イヤイヤ期には、メリハリある子育てが求められます。

この時期の自己主張は、自立の第一歩。

親は先回りせず、じっと見守ること。

しかし、自己主張が度を越して、自己中王子・自己中姫になっている場合は

愛をもって毅然とした態度で接します。

そういうやり方は社会では通用しない、ということを学ぶ機会です。

 

 イヤイヤ期をのりきる(1) で

イヤイヤ期の子育ての大切さをお伝えしました。

ここでは対処法をお伝えします。

 

先回りせず、じっと見守る子育て

ママはこれまで全部してあげることが当たり前だったため、

子どもが急に自分でしようと始めると、戸惑い、心配、ペースを乱される嫌悪感など

さまざまな感情が出てきます。

ママがその感情のままにふるまうと、つい手を出したり口をはさんだり、

失敗しないように、痛い思いをしないようにと先回りしてしまいます。

 

ママ自身はよかれと思ってしていますが

自我の芽生える時期に母親の価値観がドーンと上から押さえつけると

子どもは「自分」というものを実感する機会を摘まれてしまいます。

 

親の価値観が自分の中心に居座っていて、それが「自分だ」と思いこんで育つので

大人になった時に「自分の気持ちがわからない」「自分のことがわからない」のです。

 

子どもに対して、心配や期待などの感情が強く出てくるときは

ママ自身が自分の気持ちと向き合うチャンスです。

 

その心配はどこから来るのか、

どうなることが心配に感じるのか。

このイライラはどこから来るのか、

子どもにどうなってほしいと思っているのか。

 

そのあたりをしっかりと思い返して感じてみましょう。

 

このあたりの感情がしっかりと自分の胸元に抱き込めていないと

あっという間に子どもへ手出し・口出しをします。

 

自分の感情を見たうえで、子どもを自分から切り離して

ありのままに見てみましょう。

 

このあたりはコツがあるので、

知りたい方はピエタ・セラピーを受けてみてくださいね。

 

 

毅然とした 愛のかたちをしめす

そうはいっても、子どもが暴走する時もあります。

 

 わかってくれなきゃヤダ   あれじゃなきゃヤダ

 思い通りにならなきゃヤダ  妹と同じじゃヤダ

 とりあえずヤダって言っとく 全部ヤダ

 

モンスターの種が発芽して、自己中・わがままモードになる時。

 

 まともにやり合いたくないから ゲームを与える

 めんどくさいから とりあえずおやつをあげておく

 泣かれたくないから 言うことを聞いている

 根負けして 結局子どもの言い分を飲む

 

そうやって、ちびモンスターを野放しにしていませんか?

 

ごねる、泣く、さわぐ、あばれる、かけひきする、無視する・・・

 

子どもは周りの大人をコントロールする術を身につけてしまいます。

そして、それが社会で通用すると思ってしまうのです。

 

「ヤダ」がエスカレートした時、

ひるまず喝を入れるように 毅然とした態度で接して下さい。

 

 あなたのそういう態度は間違っている

 思い通りにならないこともあるよ

 そんな言い分は、ママ聞けないよ

 

はっきりと、伝えてください。

 

子どもは抵抗して騒ぎ泣きわめくかもしれませんが

泣くだけ泣かせます。

ママはふんばりどころですが、要求を受け入れないように

放っておきます(関心を持たない)。

 

そうして、発散し終わって泣き止んだらもう一度冷静に伝えましょう。

 

 ママはあなたのことが嫌いで怒っているんじゃないよ

 あなたのそういう態度は間違っているよ

 思い通りにならないこともあるよ

 こんな方法じゃなくて自分の気持ちを自分で言うんだよ

 

それを聞いてまた抵抗するようだったらそのまま泣かせます。

沈静化したら伝える、のくり返し。

 

まず、子どものモンスターアピールの相手をしないこと。

関心を向けると「いける」と思うので、放っておきましょう。

 

そして、伝えるべきことをきちんと伝えること。

 

この時に、ママの中に子どもに対する罪悪感があると

毅然とした態度が取れません。

 

子どもがかわいそう、子どもに嫌われるのではないか、

といった想いがじゃまをしてオロオロし、

かえって そこに付け込まれます。

 

ママ自身は、自分の罪悪感を処理して、

「厳しさのなかにある愛」を示しましょう。

 

根気よく対応するうちに

子どもは感情をコントロールする方法を学びます。

自分の感情が手なづけられるようになると、子ども自身が落ち着いてきます。

 

毅然としたママの姿の中に信頼感を感じ取れるようになり、

よりよい親子関係を築くことができます。