ママになつかない・ママを避ける子

うちの息子は人なつこい。

ばぁば、妹、友人、先生、店員さん・・・人なつこくて愛想がよくて、気が付いたら抱っこされている。

たしかに私にべったりは困る、その点は楽だけど、母親よりも他人に行くって どうなんだろう。

私と二人きりでいても、なんとなくそわそわして誰か探している。

将来、女好きになるんじゃないか・・・ちょっと心配。

 

生まれつき、人なつこい子がいますね。

いつもニコニコしていて、あまり泣かなくて。

誰にでも愛想ふりまくので ひと受けがよく、かわいがられています。

 

人見知りや後追いと違って、

人当たりがよく不快感を与えないのであまり問題視されませんが、

こういう子に限って母親に心を開いていないことがあります。

 

ママ以外の人には目がいくのですが、肝心のママのところには長居しません。

ママがちゃんと向き合おうとしても、目をそらすようにして誰かを探します。

 

自分の腕をすり抜けるような感覚があり、今ひとつ つながっている実感がありません。

 

もしかしたら 赤ちゃんだった頃、

 「ママにきらわれた」 「ママに 愛されていない」

という、思い込みを持ってしまったかもしれません。

 

 ママに拒否されたくない  ママの気持ちに触れるのがこわい

 

赤ちゃんの心の奥には、そんな思いがあるので

ママのふところに飛び込むのをためらうのですね。

そして、ママの代わりを探して、さまよいます。

 

 

 ママにきらわれた

 

自分の心の入口に硬くフタをして閉ざし、表面上はにこやかに振る舞います。

 

その奥には「大切な人とは分かり合えない」という想いがあるので

表面的な関わりの中では 容易に本心を開きません。

 

深く付き合うことに潜在的に恐怖を感じています。

拒絶されたらどうしようという怖さを抱えているからです。

 

 

小さな赤ちゃんであれば、ベビーマッサージをしながら

心の奥に触れるように言葉をかけます。

 

 ママにきらわれたと思ったね

 ママが受け入れてくれないと思ったね

 ママは愛しているよ

 

スキンコンタクトを取りながら

気長に気長に

薄皮を剥くように、心をほぐしていきましょう。

 

年齢を重ねれば重ねるほど、ネガティブな経験も積み重なるので

心のフタは強固になり、ほぐしていくのに、時間と忍耐を必要とします。

 

人当たりの良さが「長所」として受け取られ、

その奥にひそむ「隔世感(他者と心からつながっていない感じ)」に

本人一人が苦しむ、ということが起きるかもしれません。

 

できれば、早い時期に ほどく機会を持ってあげてほしいと思います。