抱きぐせって、本当のところどうなの?

時代が変われば、子育ての方法も変わります。

 

ひと昔前は「抱きぐせがつくから、だっこしないように」と、よく言われていました。

今は、「スキンシップ、赤ちゃんの精神安定のために抱っこしましょう」と言われています。

 

本当のことろはどうなのでしょう。答えは、どちらも正解です。

大事なのは、メリハリをつけることにありました。

もう大きいのに、ずっとベビーカーに乗っている子がいます。

歩き回る心配がないから、ママは、その方が楽なんですね。

つい、ずるずるとベビーカーを使い続けてしまいます。

 

外へ出ると、すぐに「抱っこ」をせがむ子もいます。弟妹に多いですね。

抱っこしてもらうとママの両手がふさがるので、独占できるんです。

そして、兄姉を見下ろす視野になるので、ちょっとした優越感を感じるんですね。

歩く歩かないでぐずられるのは困るので、ついつい抱っこしてしまいます。

 

 

 

『 こころの処方箋 』では、傷ついた心に寄り添い癒す方法について述べています。

抱っこし、肌を触れ合わせることで、言葉を超えて受け入れられている感覚を得ることができます。

 

けれども、

きちんと叱ること、さとすことができないママは、

ついつい甘えを受け入れ、惰性で抱っこしてしまいます。

 

また、「子どもがかわいそう」と感じてしまうママも

ついつい手を差し伸べてしまいます。

 

寝返りも打てない赤ちゃんの時から

「泣いたらママが飛んできて抱っこ」してもらっていた赤ちゃんは

ちゃーんと学習します。

 

こうやったらママを独占できるのか、と。

 

困ったトーンで泣けば、ママがきて抱っこしてくれる、という経験を積むと

やがて歩くようになっても、抱っこをせがみます。

 

子どもも学習するんですね。子どもだって楽ちんがいいに決まっていますから。

 

 

 

 

ハイハイをし、立ち上がり、自分の足で行きたいところへ歩いていく。

この発達のプロセスは、赤ちゃんの自立のプロセスそのものです。

 

つらい時にすぐ「ママ、だっこぉ」を受け入れていると

赤ちゃん自身が「自分の意思で歩く=生きる」という自我の芽生えを

摘んでしまうことにもなりかねません。

 

成長して「おんぶにだっこ」の大人になっては、本人のためになりません。

 

赤ちゃんのときのママの対応が重要なのですね。

もちろん、パパや祖父母も。

 

◎子どもの心に寄り添い、愛情を確認するための抱っこの時間を大切にする

 

◎心のつながりのない「ビジネス抱っこ」(という言い方が適切かわかりませんが)は、愛情をもって切る

 

このメリハリをつけて、子どもの自立性を育んでいきましょう。