手がかからない子

手がかからない子、がいます。

赤ちゃんのころからよく寝てあまり泣かなくて、ママからすれば「優等生」の赤ちゃん。

大きくなっても自分の気持ちを積極的に表現することがなく、内気でおとなしい子になります。

いわゆる「いい子」「いい人」「やさしい子」ですね。

 

日本でいう「いい子」とは、

自己主張をしない、大人の感情を逆なでしない子 という意味であることが多いです。

 

それは、

感情がないわけでも、主張がないわけでもなく、気持ちを抑圧しているだけなのですね。

感情を抑圧するくせは、

実はおなかの中にいる時にすでに身につけていることが多いです。

 

つわりがひどく期間も長かったり、切迫傾向で長い期間安静が必要だったり、ということがあると

おなかの赤ちゃんは、ママに対して申し訳ない気持ちになります。

「私のせいでママが苦しんでいる」と思ってしまうんですね。

 

そのため、自分の気持ちを抑え、ママの手をわずわせないようにしようと、

「いい子」に育ちます。

ママ自身も感情を抑えるくせがあると、

子どもはそれを無言で察してしまうので、ママにもたれかかることができません。

 

ママが泣けないでいると、子どもも心の底から泣くことができないのです。

 

ママが、自分の気持ちに目を向けることから始めましょう。

「いい子」だったママは、

心の中に生まれた感情を 無意識に封じるくせがついています。

それが当たり前だと、そういうものだとしてきたことなので、

あらためて感じようとしても気づきにくいです。

 

それでも、「怒り」は比較的浮かんできやすい感情です。

「怒り」が浮かんできたら、それを丁寧に感じてみましょう。

どんなことに怒りを感じているのか。

 

じんわり感じていくと、その奥にある感情が出てくることがあります。

 

 さびしさ  ひがみ  あきらめ  むなしさ

 もっとあまえたかった  もっとわがままきいてほしかった

 

そんな感情が出てきたら、出てくるままに感じてみましょう。

それを感じても、あなたは誰にも責められることはありません。

 

あなたの感情は、それがどんな感情であっても

あなたが大切にあつかってあげて下さい。

 

自分の感情に気づいたら、子どもにも声をかけてあげてましょう。

 

 自分のせいだとおもったんだね

 ママを困らせちゃだめだと、思ってたんだね

 あなたのせいじゃないよ

 あなたは何もわるくないよ

 自分の気持ちを言っても、いいんだよ

 

たとえ小さな赤ちゃんであっても、そんなふうに声をかけてあげましょう。

 

あなたが自分の感情を感じられるようになった分だけ

子どもも自分の感情を感じられるようになります。

 

赤ちゃんは泣いて表現するかもしれません。

その時は、泣きたいだけ泣かせてあげて下さい。

「泣く」ことは、誰かに迷惑をかけることではありません。

 

 たくさん がまんしていたんだね

 つらかったね

 泣いても、ママあなたのこときらいにならないよ

 

そんなふうに、泣くことを受け入れてあげましょう。

 

お話のできる子なら、「ほんとはね」って話しかけてくるかもしれません。

どんな感情であっても、否定せずに聞いてあげましょう。

 

 お話してくれてうれしいよ

 じぶんの気持ちを大切にしていいんだよ

 ママはあなたのこと愛しているよ

 

そんなふうに伝えてあげて下さい。

 

ママと子、ともに成長していきましょう。