育児ストレス ~ 私をゆるしてストレスを逃す

 病院では、新生児室があったので赤ちゃんが守られている安心感がありました。

実家では、親に甘えて自分を優先し、ゆったりと過ごせていました。

 帰宅するとその状況は一変します。待っていたのは24時間赤ちゃんのお世話。

 

「赤ちゃん」という存在と24時間一緒にいると、

いやおうなしに心の奥の喪失感が刺激され、やがて様々な感情が表面化してきます。

そこへ、育児、家事というタスクかぶさってきて

うまく立ち回れない、思うようにできない、思っていたのと違う、という現実を突き付けられます。

 

うまくいかない

ちゃんとできない

思い通りにいかない

 

これまでの人生で、こんなにふりまわされ 思うようにいかないことはありませんでした。

 

しなければならないことと、体調の変化と疲れとで 自然とこんな気持ちが強く出てきます。

 

甘えたい

わかってほしい

大切にしてほしい

大切にあつかわれたい

かわりにやってほしい(私はやりたくない)

助けてほしい

 

そんな気持ちが、手伝ってくれる実母や夫に向けられ、無性にモヤモヤ・イライラします。

 

どうして私ばっかり

どうして、言ったようにしてくれないの(やり方が違う)

あなたたちはいいわね

 

こんな言い方でしか、家族に気持ちが伝えられません。

やり場のないイライラと、ぶつけてしまった自己嫌悪のスパイラル。

 

赤ちゃんのお世話にふりまわされ、自分のペースで生活できないストレス、

周りの家族に当たり、そんな言い方しかできない自分を責め、

母親として何だかダメダメに感じてしまう。

 

気が付いたら、

体を動かすことが億劫になり、鏡を見ることもしなくなり、

食器も洗濯もそのまま。ずっと赤ちゃんと寝ている。

 

私がイライラするから、夫はなんとなくよそよそしいし

赤ちゃんとふたりで家の中にいたら

自分だけ社会から取り残されたような気分になって憂うつになる。

 

悪循環に陥り、つらいですね。

 

赤ちゃんと24時間生活を共にすることで

ママ自身の赤ちゃん時代の記憶が呼び起こされてしまったのですね。

 

それは、これまで感じたくない、見たくないとフタをしてきたものでした。

ときどき、何かの拍子にフタが持ち上がって感情が出てこようとしていたけれど、

何とかコントロールできていました。

 

ところが赤ちゃんはコントロールできる存在ではありませんでした。

赤ちゃんの泣き声が、容赦なく心のフタをつついてきます。

気が付いたら、あなた自身の赤ちゃん時代の記憶にのっとられていました。

 

育児はエネルギーを消耗します。

さらに、自分の感情とのせめぎ合いにもエネルギーを消耗し、

動く気力もなくなってしまったのです。

 

感じる気持ち一つ一つから、「ダメ」を外しましょう。

あなたの気持ちは、すべてあなたの中にあっていい。

 

うまくいかない

ちゃんとできない

思い通りにいかない

 

そこに必ず「そんな私はダメだ」という想いが張りついていて苦しくなりますね。

 

イメージの中で、「だから私はだめなんだ」というラベルを

べりべりとはがしてみましょう。

 

そして、はがしたラベルを、イメージの中でじーっと見てみましょう。

 もし、そこから思い起こす記憶・場面・感情が出てきたら、そのまま感じてみましょう。

 

そうして、感じきったら「私はだめじゃないよ」「うまくやっているよ」と

自分に寄り添うように心のなかでくりかえしましょう。

そうやってちょっとずつちょとずつ、自分を許していきます。

 

この「自分を許していくプロセス」はとても大事です。

自分を責める気持ちを抱えたままでいると

子どもが言うことを聞いてくれない場面で つい感情的になって

子どもを押さえつける形で対処しようとしてしまいます。

 

 

あなたの中の「母親」という役割も、赤ちゃんと一緒にうまれたばかり。

赤ちゃんと一緒に成長していきましょう。