ママの産後うつ ~さびしい感情を溶かす

ママの産後うつの原因は、思い通りにいかない育児・家事の疲れやストレスに加えて

ママ自身がネガティブな感情にのっとられてしまうこと、

その感情を抑え込もうとして エネルギーを消耗してしまうことから起こります。

 

育児が始まる前に、自分の中のネガティブな感情が妊娠・出産をきっかけに出てくることを理解し、

その感情と向き合っておくと、翻弄されにくいでしょう。

産後うつを心理学的にとらえると

ママ自身の生まれた頃の記憶が、ネガティブな感情を引き起こしていると考えられます。

 

これまでずっと母子一体だったお母さん。

生まれても、一緒にいるのが当たりまえだと思っていたのに、

母子別室や保育器治療、NICUへの入院、母親の体調不良や治療など

やむを得ないさまざまな理由で離ればなれになります。

 

この時、赤ちゃんに対して、何も説明がありませんね。

赤ちゃんはわからないだろうと思っているから。

 

けれども赤ちゃんはしっかりと感じているようです。

 

どうして、ママがいないのか。

どうして、ひとりぼっちなのか。

どうして、泣いても来てくれないのか。

 

赤ちゃんは、「 母親から見捨てられた(必要とされていない) 」 と感じるようです。

 

この時の感覚体験が、産後のシチュエーションで、よみがえってくるのです。

 

出どころのわからない不安、モヤモヤした感じ

それは赤ちゃんの頃に感じていた感覚そのもの。

 

何かで気を紛らわそうとしても、感情の根っこが癒えていないので

一人になった瞬間 不安がしのび寄ってきます。

 

 

こんなふうにやってみてください。

 

イメージの中で、新生児だったあなたを思い浮かべます。

その赤ちゃんに向かって、イメージの中で語りかけてください。

 

こわかったね、ふあんだったね

ママがきてくれないんじゃないかと、しんぱいしていたね

ひとりで、ずっとがまんしていたね

 

大丈夫だよ

ママにきらわれたわけじゃないんだよ

ママは今あなたのそばにいないけれど、もう少ししたら来てくれるよ

それまで いっしょに 待っていようね

 

だんだんと感情が出てきて苦しくなったら

イメージから逃げないで

じいぃっとその感情を感じてみましょう。

 

布団をかぶってまるくなって、赤ちゃんに戻って、その感情を感じてみましょう。

 

心の中で、感情のビデオを再生するように 流れるままに流しましょう。

 

最初はうまくイメージできないかもしれません。

感情を感じたくないので、本能的にやりたくないかもしれません。

感情が出てくることに、自分でストップをかけてしまうかもしれません。

 

くり返し、くり返しイメージすることで、次第に深いところまで感じられるようになります。

 

しこりのようになった手ごわい感情は、感じきると溶けて心から消えていきます。

 

こんなふうにして、赤ちゃんだった自分に寄り添うことができるようになると

一人の空間が怖く感じなくなり

赤ちゃんのこともいとしさを感じるようになるでしょう。

 

やってみてくださいね。