帝王切開で生まれた赤ちゃんを癒す

帝王切開で生まれた赤ちゃんは、

赤ちゃん自身の中に組み込まれた自然な誕生プロセスを通っていないこと、

手術(器具や麻酔)といった特異的な状況を経験していることなどから

ある共通の思いグセ(心理傾向)を抱えていると考えられます。

 

出産時の経験が人生におよぼす影響は大きいため、

ママにもできる赤ちゃんの思いグセをやわらげる方法をご紹介します。

帝王切開の赤ちゃんによくみられる思いグセとして

「自分で最後までやり遂げることが難しい」ということは、よく言われています。

これは、赤ちゃんが自力で産道を通って生まれていない経験からきています。

 

そのため、

大人になっても目標達成する前に挫折したり、リタイアしたりすることが多くなります。

人との摩擦に弱く、人間関係を築くことがなんとなく苦手に感じます。

 

また、子宮を切開するときにメスを使っています。

もちろん赤ちゃんは傷つけられてはいませんが、

自分の体のすぐそばをメスが通るのを感じています。

ですから、生まれながらに刃物類に恐怖を持っている子が多いようです。

 

メスが通った後、急に視界が開け、明るい照明のもとに出てきます。

ですから急な明るさの変化に敏感に反応する子もいます。

また、子宮から取り上げる際に、

赤ちゃんの態勢が不安定だったり、取り上げ動作が急だったりすると恐怖を感じたりするようです。

 

自然分娩にくらべて迅速に母体から離れるため、

「お母さんがいなくなった」「お母さんと離された」という不安も強いようです。

 

また、予定帝王切開だった場合は、

赤ちゃんが生まれたいタイミングと異なるため、

「まだ、おなかにいたい。生まれてきたくなかった」

「私の意見を尊重してもらえなかった」という想いを抱きやすいようです。

 

帝王切開の赤ちゃんには、このような傾向があるということを理解して

ママは赤ちゃんの思いグセをほどくような言葉かけをしていきましょう。

 

赤ちゃんはの頃の思いグセは、大人と違ってスルスルッとほどけるので、

ママは神経質にならずに、赤ちゃんとコミュニケーションをとるつもりでやってみましょう。

 

そうやって赤ちゃんとお話することが

ママ自身の帝王切開への気持ちの癒しにもつながります。

 

◎予定帝王切開の場合は、前もって赤ちゃんに伝えます(心の準備)

何月何日に、手術をして生まれることになったよ

あなたの生まれたい日と違うけれど、その日に向けてふたりで準備しようね

手術の時は、お医者さんがおなかを切ってあなたを取り出してくれるよ

おなかを切るのは、あなたを傷つけるためじゃないよ、心配ないよ

ママも初めてで不安だけれど、ママは自分で乗り越えるから大丈夫だよ

あなたに会えることがとても楽しみだよ

 

※不安な時こそ、赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう

 意外と、赤ちゃんの方が励ましてくれるかもしれません

 

◎帝王切開後、赤ちゃんに伝えます

ママ、おなかを切ったからすぐにあなたに会いに行けなかったの。

待たせてごめんね、さびしかったね。

ママは、あなたに会えてうれしいよ

手術よく頑張ったね

ママ、まだお中のキズか痛くて「イタタ」っ言っちゃうけど、

自分のせいだって思わなくていいよ

 

※緊急の場合、「前もって伝える」部分を、

こんなことがあったよ、こんなことをしたよというように

生まれたあと伝えてあげて下さい。

 

この記事を読んで「もっと早く知っていれば」と後悔したママ、

赤ちゃんが小さい場合は、間に合いますよ。

同じように生まれた時のことをお話してあげて下さい。

 

その時に、すでに赤ちゃんの中に思いグセが育っている場合は

ママが話そうとすると泣いて嫌がります(ビンゴで聞きたくない のサイン)。

そんな時は、ご相談くださいね。