妊娠中の不調・安静・入院

妊娠・出産は、女性の命を懸けた大きな仕事です。

つわりがひどかったり、体調を崩したり、赤ちゃんのために、安静や処置、入院を強いられることもあります。

赤ちゃんに申し訳ない気持ちになったり、家族に負担をかけて自分を責めたり、ママの心も不安定になりがちです。

 

こんな時赤ちゃんは、おなかの中でどんなふうに感じているのでしょうか。

おなかの中の赤ちゃんにはもう意識が宿っていて、おなかの中で感じるすべてのことを記憶しています。

 

胎児の記憶のある子どもたちがいることは知られていますが、特別なことではなく

私たちは思い出せないだけで、その記憶を持っています。

 

ただ、おなかの外の状況がよくわからないため、

外の世界で何が起こっているのかは、詳細にはわからないようです。

 

ですから、赤ちゃんは ママの大変そうな感じ、つらそうな感じ、不安な気持ち

そういったものは伝わってきますが、ママがどういう状況なのかまではわからないのですね。

 

そこで、赤ちゃんは不安になります。

 

 ママが苦しんでいるのは私のせいだ。

 私がおなかの中にいるから、ママはつらいんだ。

 

そんなふうに受け取ってしまいます。

 

そうすると、生まれながらにして

「わたしはママに迷惑かける子だ」「わたしなんて生まれない方がいいんだ」

という思い込みを抱いて生きることになります。

 

ですから、ママは

おなかの外の様子を赤ちゃんに話してあげて下さい。

 

 ママは今、ちょっと具合が悪くて寝てなきゃいけないんだけど

 あなたを守るためだから、心配しなくていいよ。

 

 ママ、今ちょっと不安な気持ちで泣いちゃったけど

 これはママの気持ちだから、あなたの気持ちじゃないからね。

 心配しなくていいよ。

 

 ママ、これから入院することになったの。

 不安だし寂しいけれど、これはママの気持ちだから、

 あなたは引き受けなくていいよ。

 

そんなふうに声をかけてあげることで、赤ちゃんは安心します。

体調が悪い時、ママはとてもささいなことにも敏感になり、不安になったりしますね。

その気持ちが赤ちゃんに伝わると、赤ちゃんも一緒に不安を感じます。

 

生まれてから、敏感な赤ちゃんになったり

逆によく寝て泣かないおとなしい子になったり

不安が強くてママのそばを離れられない子になったり

ということがあります。

 

赤ちゃんとコミュニケーションをとり、

ママの気持ちと赤ちゃんの気持ちを分けてあげると、

赤ちゃんの不安感はずいぶん減ります。

それが、赤ちゃんの健やかな成長につながります。