おなかの赤ちゃんとお別れしたママへ

やむを得ず、妊娠を続けることができなかったママ。産んであげることができなかったママ。

 

赤ちゃんの成長を喜んでいた矢先の突然のできごとであっても、話し合って納得した上での決断だったとしても、

おなかの赤ちゃんを妊娠途中で失うことは、とても深い 喪失の悲しみと罪の念に飲み込まれます。

自分のおなかの中に一度宿った命を失うということ、

それは、当事者でなければ想像もできない深い悲しみと罪の意識です。

 

私のせいだと責め、後悔の涙をたくさん流しました。

流しても流しても涙は枯れず、

けれども無常に時間は流れていきます。

 

自分以外の周りが徐々に日常を取り戻していく中で

あなたも表面的には日常の中に戻るのですが

心の中では、自分だけ時間が止まったように感じます。

 

私の心まで日常に戻ったら

赤ちゃんの存在がなかったことになってしまいそうで、そのことがつらい。

 

自分だけ日常の中に戻り、仕事に出かけていく夫の後ろ姿に

赤ちゃんの存在を忘れてしまったかのように感じ

裏切られたような気持ちと、一人取り残された寂しさを感じてしまいます。

 

本当は、夫も傷ついているのです。失った悲しみを感じているのです。

けれども、それをうまく表現できないだけで。

あなたと同じように悲しめないだけで。

 

それでも、仕事へ行かなければならない、日常をこなさなければならない、

寄り添い支えたいと心の底では思っているのに、うまく表現できない。

 

うまく立ち回れない自分の限界を感じながら

あなたの気づかないところで、あなたを想い、支えてくれています。

 

そのことにふと気づいたなら ひとこと「ありがとう」と伝えてください。

 

まずは、自分の感情をそのまま感じましょう。

自分を責めたくなる気持ちも、もう二度と戻れないことも、

誰かを恨みたくなる気持ちも、ぶつけようのない怒りも すべてすべて。

 

いつまでも泣いていたら、みんなが心配するからって

明るく振る舞う必要はありません。

 

どんな感情も感じていいと、自分に許可しましょう。

 

癒されたかのように感じても、ふとしたことで感情は揺り戻され、

そのたびに家族や誰かを恨みたくなります。

すべて感じましょう。

 

 

あなたが見送った赤ちゃんの魂は

例え、今回は生まれることができなくても

あなたのおなかに宿り、ママからたくさんの愛情をもらえたということに

充分満足しているかもしれません。

 

生まれることはできなかったけど、

あなたのおなかに宿り、あなたとつながることができたから。

そして、お別れしてしまったことを心の底から悲しんでくれたから。

 

たった短い時間の間にそれだけの愛情を受け取ることができた。

 

魂にとって これほどうれしいことはありません。

一生分の愛をもらえたに等しい、のです。

 

その子はその子なりに自分の生を全うしたのです。

 

まだ、こんな考えを受け入れることは難しいかもしれません。

けれども、あなたの体に宿ってくれた魂は

またあなたが前を向いて生きてくれることを望んでいます。

 

ときどき、旅立った赤ちゃんと心の中でお話してあげてください。

イメージの中で、愛情を注いで、大きく育ててあげてください。

もう赤ちゃんとあなたの魂の結びつきは消えません。

ふと忘れる瞬間があっても自分を責めず、思い出した時にお話してあげてください。

 

旅立った赤ちゃんは

パパとママが 自分のせいでぎくしゃくしてしまうことが、一番つらいのです。