パタニティ・ブルーだってあるのです

妻の妊娠・出産をきっかけに、父親になる男性にも 心身の変調が現れることがあります。

パタニティ・ブルー、男性の産後うつと言われる状態です。

これは、「男の甲斐性がない」や「心の弱さ」といったこととは まったく別問題であることを、まず知ってくださいね。

 

親になるということは、男性にとっても女性にとっても人生の大仕事であり、

同時に、家族の危機をはらんでもいるのです。

男性は女性にくらべて、感情を感じたり表現したりするのが苦手です。

 

そのため、パタニティ・ブルーは、心の症状としてよりも、

体の症状として現れることがよく見受けられます。

 

 例えば 原因のはっきりしない頭痛

     寝つきが悪い、眠れない

     肩こり・腰痛   など

 

感情面においては

感情の起伏が激しくなり、つい乱暴な態度をとってしまうこともあります。

 

思うように赤ちゃんのお世話ができず、無力感や焦りを感じたり

妻と赤ちゃんの密着関係の中に入れない疎外感、

子育てに協力的になれない無関心など。

 

他には

仕事や飲み会で家に不在がちになったり、

ゲームや趣味に没頭して部屋に引きこもったり。

 

子どもの誕生とともに家族の幸せが増えると思っていたのに

急速に夫婦の仲が冷えていく、ということもあるのです。

 

どうしてこうなってしまうのでしょうか。

原因は、パパの心の中にある「幼い頃の記憶」。

パパ自身が、胎児だった頃、小さな赤ちゃんだった頃に

さかのぼります。

 

 

「そんな頃の記憶なんて覚えてない」と、あなたは言うかもしれませんね。

 

けれども、おなかの中にいる胎児のあなたには、もうしっかりと意識が宿っていて

父や母やきょうだいや、周りの大人たちの様子をしっかりと感じ取っていたのです。

 

その時に感じた、さびしさ、悲しさ、居場所のなさ、生まれることへの戸惑い、

そんな痛みを心の奥に抱えたまま、あなたは大人になりました。

 

妻の妊娠をきっかけとして、あなたの中の赤ちゃんの記憶が呼び覚まされ

「さびしいよ」「あいしてよ」「わかってよ」と訴えかけてきているのです。

 

あなたはそれがはっきりと知覚できないので、得体のしれない感情として感じられてしまうのです。

   

           ※「誰も教えてくれないマタニティ・ブルーの癒し方」より

 

マタニティ・ブルーと同様のことが、パパにも起こるのです。

そして、その感情の持っていき場所がないために、体の不調として現れたり

「感じたくない」がために、無力感・無関心などとして現れたりするのです。