形を変えて出る「甘え」

思春期は、視野が広がり認識力が発達して「自分」と「他者」の違いについて見いだせるようになります。
その結果、おのずと親や先生のいたらないところ、つまらないところが見えてきます。

 

親や先生、周りの大人を嫌悪して反発し、放っておいてほしいと振る舞う一方で
肝心なところでは守ってほしいという甘えとが混在しています。

思春期は、反発・反抗の中に「甘え」が隠れているのが特徴です。
甘えのしかたが変わってくるんですね。

甘えと反発をくり返しながら徐々に自分を確立していくのが思春期。
このことを理解しておく必要があります。

子どもが小さいうちの親の仕事は、手出し・口出し・保護してあげることでした。

思春期からは、子どもを信頼し、見守り、
大人の助けが必要な時に手を差し伸べることが 親の仕事になります。

 

無視 口ごたえ いらだち

 

彼らは親から声をかけられること、注目されること、を

表面上はとても嫌いますが、

自分への関心が完全になくなってしまうことには耐えられません。

 

心のどこかでは親に対して

「見捨てないで」「守ってほしい」という想いを持っています。

 

ただ、小さい子どものようにストレートにそれを表現することはできません。

 

だからこそ

バカにしたような態度 注意を引くような行動 同情を誘うような行動をとって

親の反応を見ているのです。

親が反応してくれると、心のどこかでホッとするのです。

 

思春期の甘えは、とても屈折しています。

そういう形でしか出せない時期なのだと、理解してほしいと思います。

 

子どもは、心を許した人にしか屈折した甘えを出すことができません。

それが、親だったり、先生だったりするのです。

わずらわしいですね。

 

そのわずらわしさこそが、

子どものあなたへの愛情表現であり、あなたの中にも「親の愛」がある証なのだと感じてください。